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3月27日(水)

今日は回数調整で、レッスンはお休みでした。
ですので、教室の掃除をしました。
掃除だけの為に教室に来るのはもったいないので、柴崎まで足を延ばして野川で桜見物をしました…。
というか、桜の枝見物でしたが。
テレビのニュースで都心の桜がきれいに咲いている映像を見たので、さぞかし野川の岸辺の桜はきれいだろうと思っていました。
枝ばかりの桜には、本当にがっかりでした。
川の水は少な目だし…。

寂しい風景を見ながら川辺を散策しました。
鴨が時々仲間同士で小競り合いしたり、その鴨を警戒しながらコサギが休憩しています。
サギは首が蛇のように細長くて、あまり好きな鳥ではありませんが、コサギは頭の後ろに長い飾り羽を付けていてとても優雅に見えました。

鳥の観察にも飽きて帰ろうとした時に、Kちゃんが言った言葉を思い出しました。
Kちゃんは4月から大学生になる生徒さんです。

少し前に、Kちゃんが小さな頃の思い出で、野川で遊んだ話を聞かせてくれました。
ザリガニを釣ったり、メダカを捕まえたり…エビもいるんだよね…。
もともと生き物が大好きなKちゃんにとって、自然豊かな野川での遊びは、忘れられない思い出のようでした。

…そうだ、Kちゃんが、川の中の石をめくるとエビがいるって言ってたな。
Kちゃんの言葉を信じて、川の中の石をめくってみました。
石の下の土が舞い上がり、水が濁りました。
水の中を凝視していると、水生昆虫が沢山見えました。
そして小さなエビがちょろちよろ出てきました。
Kちゃんが言った通りでした。野川最高!面白すぎ。

私も子供の頃は生き物が大好きでした。
蟻の行列を眺めたり、カタツムリを飼ったり…。
毛虫も気持ちが悪いのですが、面白いこともありました。
椿の葉の裏側にびっしり並んだチャドクガの幼虫、見た瞬間あまりの気持ち悪さに「きゃぁー!!」と悲鳴をあげました。
すると葉の裏でじっとしていた幼虫たちが、悲鳴に驚いて身を上に反らしました。みごとにシンクロナイズして。
その様子が面白くて何回が大きな声を出してみると、その度に一斉に身を反らす毛虫たち…。

桜が見れないで残念でしたが、久し振りに童心に帰ることが出来ました。

教室に帰り、床の雑巾掛けをしました。
ピカピカ光る床が気持良いです!

野川の桜(上)
鴨とコサギ(中)
中央にエビ(下)

枝だけの桜

鴨とコサギ

川エビ

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3月18日(月)

今日は小さな発見をしました。
それはおしゃまなRちゃんのレッスンの時でした。
教室に来るなり、ピアノに直進して好きな曲を弾きだすRちゃん。
それはいつものことなので、なかば諦めつつ「Rちゃん早く準備して!レッスンを始めようよ!」と言いました。
やがて満足したのか、ピアノを離れました。そしてやり忘れた楽典の宿題に取りかかりました。
私は彼女が宿題を終えるまで、何もすることが無く、足元の極楽鳥花を眺めていました。
茎の下の方から何かが見えました。
根元から何か突起物が!
「わーっ!蕾が出てる。」
「どこどこ?」Rちゃんが駆け寄ってきました。
「これ蕾なの?いつ咲くの?」
「夏。ずっと前に発表会の頃に咲いてたと思う」
「どんな花?」
「鳥の頭のような形のさやに、何個か蕾が並んでて、一つずつポン、ポン…って咲いていくの。」
「じゃあ、私、お花が咲くまで、ピアノ辞めない!」
「えっ!?夏休み前には咲いてるよ。お花。」

そんな話をRちゃんとしました。
教室が移転したお祝いに頂いた極楽鳥花は、3年ほど前に花を咲かせたあとは、葉ばかりの状態が続いていました。
小さな生徒さんは葉を触りながら「これ本物?プラスチック?」と聞き、もっと小さな、まだ言葉が話せない下のお子さんは茎を引っ張って遊び…。
地味な存在でしたが、ついに蕾が!
楽しみが一つ増えました。
…良い子の皆さん、お花が咲いたら引っ張らないでね(◎_◎;)


極楽鳥花の蕾(上)
3年前の花(下)

極楽鳥花の蕾

極楽鳥花の花

そしてもう一つ嬉しいことがありました。
レッスンが終わり、小腹が空いたので、土曜日の生徒さんから頂いた藤子不二雄ミュージアムのお土産のラスクを頂きました。
ドラえもんに出てくる「アンキパン」の形をしています。
一口食べると、バターの香りと、程よい甘さが広がりました。
おいしい!でも、どこかで食べた記憶が。

包装紙に書いてある製造元を見ると、山形のシベールと書いてありました。
シベールのラスクは大好きで、表参道に店舗があった頃は、よく買いに行ってました。
今年になって民事再生法申請したニュースを聞いて、心が痛んでいました。
どこかで、またこのラスクやお菓子に出会えたらいいな…と思っていました。

シベールのラスクとの再会…嬉しかったです。
有難うございました。

シベールのラスク

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3月16日(土)

気持ちの良い朝。
今日も9時からレッスンが始まりました。

双子の男の子の体験レッスンが午前中にありました。
二人一緒のの体験レッスンはとても賑やかでした。
土曜日に他の習い事があるので、時間調整が出来たら、またご連絡をくださるとのことでした。

午前中のレッスンは、順調に進み、午後になりました。

いつも元気いっぱい、冬でも薄着のHちゃんのレッスン時間となりました。
今日はなんとノースリーブのワンピースを着ていました。
そのワンピースから伸びたすらりとした腕。
大きな文字があちこちに書かれています。
「本?なにこれ?」と、私が質問すると、Hちゃんが少し笑いました。
「学校で借りた本を返さなきゃならないんだけど、忘れないように昨日書いたの。」
そう答えて、腕を返しました。
裏側にも大きな「本」の文字が…。
Hちゃんらしい大胆さに苦笑してしまいました。

「本」と書かれている腕(表)

「本」と書かれている腕(裏)

Hちゃんのレッスンが終わると、Mちゃんが少し疲れ気味の表情で教室に来ました。
付き添いのお父さんは、スーツ姿でした。
午前中卒園式があり、その後お祖父ちゃんやお祖母ちゃんと一緒に、ご飯を食べたそうです。
卒園式は3時間で終わったそうですが、さすがに疲れてしまったのでしょう。
いつもニコニコ笑っているMちゃんに、元気がありません。
でも愚図ることもなく、一生懸命ピアノを弾いていました。
さすがもうすぐ一年生!

Mちゃんの髪飾りがきれいだったので、写真を撮らせてもらいました!

髪飾り

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3月13日(水)

春らしい気持ちの良い天気です。
桜の開花まであと一歩でしょうか。

先日、アロマセラピストの生徒さんから自作のアロマエアスプレーを頂きました。
そのスプレーの香りは爽やかで、今日の天気にぴったりです。
室内にシュっとスプレーすると、良い香りが広がりました。
アルコールが入っているので、消毒にもなるかも…。
手の平にもスプレーしてみました。

なんて良い香りなんでしょう。

楽典の宿題の間違え直しをしているMちゃんに、思わず話しかけてしまいました。
「これ良い香りでしょう。」
Mちゃんの方に手を延ばしました。
「ホントだ…。良い香り」

前にハーブの話をしていたMちゃんに、質問してみました。
「このスプレー、どんな香りがする?」
ティッシュにスプレーしてMちゃんに渡しました。
「うーん。ローズマリーの香りと…スースーするのは何だろう?ミント?」
Mちゃんはティッシュから顔を離して答えました。
「そうか、ローズマリーか。そういえばミントも入ってそうだね。レモンとか、柑橘系の香りもするね。このスプレーは大人の生徒さんが作ってくれたの。」
「ふーん。私もね、アロマウォーターとか作るよ。うちでハーブを育てているから。」
のんびりした口調で、ミントのアロマウォーターの作り方を教えてくれました。
夏、暑い時に冷えたミント水を飲んだら、きっと爽やかで美味しいでしょうね。

複雑な香りのアロマスプレー…何が入っているのか作ってくださった生徒さんに聞いてみましょう。
何の香りかわかったら、Mちゃんに教える約束をしました。

夕方ごろ、ずっしり重い荷物が届きました。
生徒さんにお渡しする野菜ジュースでした。

教室が登録しているポータルサイト「趣味なび」の企画で、生徒さんにお土産を差し上げる企画があり、これまでも何回か応募して、食品や化粧品を生徒さんにお渡しすることが出来ました。
今回は、カゴメの野菜生活100「グリーンスムージー」が当選しました。

働く女性の生徒さんに配布することになっています。
お仕事帰りに教室にいらしている女性の生徒さん、楽しみにお待ちください!

カゴメ野菜ジュースグリーンスムージー

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3月5日(火)

小学校3年生のMちゃんは、大きなリュックサックを背負って教室に来ました。

「今日は、学校の行事があったの?」
私が質問すると「ううん。あの縫ぐるみを持ってきたの。お許しが出たので…。」とMちゃんは答えました。

先週Mちゃんが、あの縫ぐるみを、また持ってきたいな…と、呟いていたのを思い出しました。
「あの縫ぐるみ」とは、Mちゃんが3才の時に、初めて挑戦したユーフォ―キャッチャーで取った大きな縫ぐるみのことです。
黒い柴犬の縫ぐるみで、高さが50センチくらいある大きな縫ぐるみです。

以前、Mちゃんはその縫ぐるみを、教室に持ってきたことがありました。
彼女の自慢の品なのでしょう。

その縫ぐるみを、再度教室に持ってきて良いと、Mちゃんに許可した記憶は無いのですが、言葉の流れで、私の「お許しが出た」と思ったのかもしれません。

Mちゃんは、リュックサックから縫ぐるみを引っ張り出しました。

出てきたのは犬ではなく、大きなベルーガでした。
そして細長い熊、最後に例の黒い犬の縫ぐるみ…。

「凄ーい!これ全部リュックサックに入ったのね。でも何だかぎゅうぎゅう詰めでかわいそう…。」
「大丈夫、大丈夫!」
Mちゃんは笑いながら答えました。

3体とも新品のようにきれいです。
きっと大切に飾ってあるのでしょうね。
3才の弟には、縫ぐるみを触らせないそうです。

レッスンが終わると、Mちゃんはまたリュックサックに縫ぐるみを入れました。
最初に柴犬、犬の横に出来たスペースに長い熊、最後に柔らかい素材のベルーガをぎゅうぎゅう押しつぶして収納すると、紐をぐーっと引っ張り、外側の留め具をぎゅうぎゅう引っ張り蓋をしました。
リュックサックの中で圧縮された縫ぐるみが気の毒でしたが、Mちゃんは縫ぐるみが収まったのを見て、ケラケラ笑っています。

たしかに縫ぐるみを擬人化して遊ぶ年齢ではないけれど…。

Mちゃん、縫ぐるみ大切にしているんだよね?

もしかして、リュックサックに大きな縫ぐるみが3体入るっことを、私に見せたかったの?

柴犬、熊、ベルーガの縫ぐるみ

リュックサックに入った縫ぐるみ

3体の縫ぐるみが収まったリュックサック

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3月2日(土)

いよいよ3月になりました。
まだ朝晩は冷えますが、着実に春の足音が近づいているのが感じられます。
ベランダのパンジーは葉が隠れるほど花が咲いています。

ベランダのパンジー

桜の花が見られるようになるのは、少し先ですが受験生たちの桜は早咲きのようで、見事に桜が咲いた生徒さん、惜しくも桜散ってしまった生徒さん、悲喜こもごもな春を迎えているようです。
そんな中、大学受験でしばらくレッスンをお休みしていたKちゃんが教室に足を運んでくれました。
いつも部活のあとにピアノ教室に来ていたので、制服姿でしたが、今日のKちゃんは長めのフード付きのコートを着て、セーターに春らしい色のスカートを合わせて着ていました。

Kちゃんは小学校2年生からピアノを習っています。
レッスン中はお喋りすることも無く、どちらかといえば男の子のようでした。
洋服や髪型に興味を持つ女の子は多いのですが、Kちゃんは虫や魚が大好きでした。
とにかく生き物が大好きで、レッスン中に飛んできた小さな虫でさえ、払ったり、殺したりしないで、手を丸めてそっと捕まえて、そのまま外に逃がしてあげるような優しい子でした。
なんでも一生懸命に取り組むKちゃんですので、部活も真剣、高校受験に大学受験…ピアノの練習がなかなかできない時期もありましたが、なんとなく続いたピアノでした。

10年間の思い出は尽きません。

今日のKちゃんは受験が終わった安堵感からか、生き生きとした明るさ、柔らかさを感じました。

第二志望の大学は合格、第一志望の大学は結果待ち…そう言いながらKちゃんは3月ぶんの月謝をバッグから出しました。
見た目は成長しましたが、中身は子供の頃のままのKちゃんです。
言葉少な目、用件はきちんとすませて…。

春からリケジョになるKちゃん、大好きな生き物の勉強を頑張って欲しいです。

レッスンが終わり、つつじヶ丘駅に向かいました。
1階のちょっとしたスペースで和菓子を売ってました。
経堂の亀屋さんです。
美味しそうなお菓子が沢山並んでいます。
世田谷の羽根木公園で季節限定で販売されている「梅大福」を見つけました。
二つ購入しました。

赤ちゃんのほっぺのようにふっくらした餅の中に、白あんで包まれた青梅…。
どの素材も丁寧に作られていて、とても美味しいです。
販売員の女性に「この大福を食べないと、春が来た感じがしないですよね!」と話しかけると、「本当!本当!私も毎年楽しみにしているの。」と答えてくれました。

まだまだコートは手放せませんが、春は一歩一歩近づいてますね…。

亀屋の梅大福

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